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1908年にノーベル生理・医学賞受賞のロシア人(ウクライナ)で細胞学者「メチニコフ」が
ブルガリアの長寿村の食生活を研究し、「健康」と「長寿」の秘密は常食していた『ヨーグルト』の
「整腸作用」に有ると発表してから、世界的にヨーグルトブームが起きました。
腸での「腐敗発酵」をヨーグルトの乳酸菌によって、
害の無い「乳酸発酵」をさせようというものです。
日本でも大正時代から生きた乳酸菌を使った「食べ物」「飲料」「薬品」が作られてきました。
現在も乳酸菌飲料を常用している人は多いと思いますが、
必ずしも腸内腐敗発酵の防止に役立っているのかは言えないようです。
メチニコフは1916年71歳で亡くなるのですが、彼は死の寸前に、
ヨーグルトを食べたことの結果が自分の体にどのように現れたかを調べるよう、友人に依頼したといわれています。
「腸のあたりだと思うんだ」が最後の言葉であったと伝えられています。
つまりメチニコフ自身は、当時としては長寿であったと思われますが、
いくらブルガリア産の乳酸菌を飲用していても、「腸」に問題を抱え亡くなったのです。
この事は、私たちに何を教えているのでしょうか?
日本人には日本の乳酸菌が一番で、
土地にあった「発酵菌」が一番体に合うと言う事ではないでしょうか?
日本は古来より『大豆』や『米』を発酵させて、その分泌物で作られた物を二次食品として飲用してきました。
「醤油」「酒」「酢」「みりん」など、日常に欠かせない物ばかりです。
前回紹介した、私の運営しているショップに有る『ラクティス』は
90年以上の歴史の中で育まれてきた技術と「無農薬大豆」を培地として、
1年かけて富士の裾野で作られています。私は日本人が作った、『醍醐』だと思っています。
今日のキーワードは「日本人には日本人に合った乳酸菌が一番」ではないでしょうか。
最後に1925年(大正14年)京都で「ヨーグルトホール」が開設してから11年後、
生菌の「4種類共棲培養法」により作られた製品の名前は『エリー』と言います。
実は前述のメチニコフは「エリー・メチニコフ」と言うのです。
これを聞いた時、私は明治・大正の人の「意気」と「センス」を感じました。
今使っても「エリー」は通用するような気がするのは、私だけでしょうか?
次回は『腸』の話をしたいと思います。
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